2025年2月20日
トーンカーブとは
〇トーンカーブとは?
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写真の明るさや明暗の比率(コントラスト)を調節するためのものです。 「トーン」とは「調子」と言う意味で、写真では軟調~硬調などのような用語としても使われます。その「調子」を曲線を使って思い通りに調節できるのがトーンカーブです。 |
〇ヒストグラムを理解する
トーンカーブを使う前に理解しておきたいのが、トーンカーブの背景にある「ヒストグラム」と呼ばれているものです。
「ヒストグラム」とは写真に含まれる明るさの分布をグラフで示したものです。
この情報を参考にするとトーンカーブの調整にも役に立ちますので、「ヒストグラム」の見かたを憶えましょう。
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です。デジタル画像(8bit)で再現できる階調の範囲は
となり、このRGB(赤緑青)3つの色の掛け合わせでカラーを表現しています。(約1600万色) |
〇硬調なトーンカーブとその意味(S字カーブ)
トーンカーブを使用してS字のようなカーブを描くとコントラストの高い「硬調な写真」になります。
なぜそうなるのかを下図で解説していきます。
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となります。そのようにこのS字カーブを見ると |
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また、白い線の角度がコントラストを示しています。 |
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そのため、補正量が大きくなるに従って中間調のコントラストも強くなります。 |
■S字カーブよるコントラスト調整作例
〇補正する明暗の比率を変える
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S字カーブではトーンカーブの中心を動かすことで明暗の比率を変化させることができます。 |
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暗く補正する部分の比率を増やした例
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明るく補正する部分の比率を増やした例
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■明暗の比率を変えた場合の作例
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〇中間調の明るさを調節する(ガンマカーブ)
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写真の中間調の明るさを調節する場合にもトーンカーブを使うことがあります。 弓なりのカーブを描くと中間調を中心に補正するので、露出補正とは異なり明るい部分や暗い部分での明るさの変化が少ないのが特徴です。 厳密に言うと「ガンマ」の曲線は規定されていますが、一般的にこの中間調の明るさ補正のカーブをガンマカーブと呼ぶ場合もあります。 |
■ガンマカーブによる作例
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〇ハイライト/シャドーを調節する(レベル補正)
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写真の黒を締めたり、白のヌケを良くし、コントラストを高めるにはレベル補正を行います。主に軟調な写真やねむい写真に対して調節します。 |
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軟調な写真はヒストグラムを見ると
が特徴となります。 |
■レベル補正による作例
光線状態やハレーションなどにより軟調になってしまった暗部と明部の階調を調節し、コントラスト感を出します。
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■SILKYPIXとは
「SILKYPIX Developer Studio」はデジタルカメラで撮影されたRAWデータから、思い通りの高品位な画像を現像するソフトです。パソコンの強力な演算能力を使用して、どこまで高品位の映像を得ることができるかを考え、今まで諦めていたデジタルカメラ特有のデメリットを解消しました。例えば、高彩度色境界における不自然なエッジ、微細構造部分に乗る偽色、高感度撮影における色ノイズなどを徹底的に抑制し、高解像度と高い色分離性能を両立させています。 目指しているのは、絹のような滑らかで自然な映像、SILKYPIXの名前の由来はそこにあります。