2020年3月11日
ファインディティール
SILKYPIX Developer Studio Pro10のノイズリダクションに『ファインディティール』モードが新たに加わりました。一般的にノイズリダクションを強く適用するとシャープ感が損なわれてしまいますが、『ファインディティール』モードでは、これまで以上に複雑で広範囲の画素エリアを鑑みた演算処理をおこなうことで、細部の描写やシャープ感を維持しながら強力なノイズ除去を実現しています。
それでは早速、SILKYPIXのノイズリダクション『ファインディティール』モードについてご覧いただきたいと思います!
ファインディティールモードの設定
まず、メインウィンドウのセクションが『調整』セクションになっているかご確認ください。セクション切替についてはこちら。
『ファインディティール』モードは、ノイズリダクションのモード選択のドロップダウンリストから選ぶことができます。従来のノイズリダクション効果と同等の『標準』モードも搭載しておりますので、ノイズがあまり気にならない写真や、処理時間を優先される場合など状況に合わせて使い分けることができます。
ノイズリダクション比較
ノイズリダクションなし、標準モード、ファインディティールモードを比較してみましょう。
ノイズリダクション無しの画像で、撮影時にノイズが多く発生していたことがわかります。SILKYPIXのノイズリダクションを使えば、高感度撮影や長時間撮影時などに発生するザラザラ感や、赤や緑や青が入り混じった色ノイズを取り除き、自然な写真に仕上げることが可能です。「標準」モードによるノイズリダクションを適応させた画像を見ていただければ、SILKYPIXのノイズリダクションの凄さを分かっていただけるかと思います。
そして、新たに搭載された「ファインディティール」モードによる画像と「標準」モードによる画像を比較してみると、「ファインディティール」モードでは赤い缶の表面の絵柄がつぶれずに再現されております。
鳥の置物でも比較してみると、「ファインディティール」モードはノイズを除去しながらも被写体の質感を維持していることが分かっていただけるかと思います。細部の描写やシャープ感を維持しながらも強力なノイズ除去を実現する、これがPro10から搭載されたノイズリダクション「ファインディティール」モードとなります。
ノイズリダクション比較2
「ファインディティール」モードは、室内だけでなく夜景にもご利用いただけます。細かいディティールをつぶしたくない被写体のノイズ除去は、ぜひ「ファインディティール」モードをご利用ください!
SILKYPIXのノイズリダクションには、「暗部ノイズ除去強度」調整機能も搭載されております。
さらに、SILKYPIXにはノイズリダクションだけではなく、合成機能の「多重露光合成」でもノイズを取り除き、精緻で高階調な写真に仕上げることができます。SILKYPIXの合成機能についてはこちら!
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